DONNECT

高い専門性を有する脳神経外科クリニックの経営戦略

医師インタビュー

掲載日 : 2021年4月15日


原 晃一先生

慶應義塾大学医学部卒業→慶應義塾大学脳神経外科教室入局
海外留学、生理学教室での研究を経て、→日野市立病院 脳神経外科部長→原脳神経外科クリニック 開院

DONNECT:本日はお忙しいところ有り難うございます。よろしくお願いいたします。

早速インタビューに入りますが、市中病院の部長職まで勤めてからの、開業という選択ですが、他に何か選択肢はありましたか?

原先生:選択肢としては、日野市立病院にそのまま残るか、異動するか、開業するかを悩んでいました。当時50歳だったので、そこから異動して出世するのは難しいかな、とは感じていましたが。漠然とは開業を考えていたので、開業のセミナーにでたりと、そういう活動はしていました。たまたま場所のいい物件があったので、いいタイミングだと思って開業しました。なので、絶対に開業したい!というわけではありませんでした。



DONNECT:開業はタイミングや場所などもかなり重要ですよね。医局にいることのメリットやデメリットはどうお考えですか?

原先生:メリットについてですが、医局人事で動いてきたからこそ、色々な関連病院で働くことができたわけですし、そのおかげで、脳神経外科学会専門医や、日本救急医学会専門医、日本脳卒中学会専門医を取得できたと思っています。海外留学や、生理学教室での研究をすることもできましたし、それはよかったことかなと思います。

デメリットはやはり自分の判断で勤務先を選ぶことができないというところですね。同じ施設に7年間いた時は、流石にしんどいなと思いました(笑)でも、それも今振り返ってみれば貴重な経験だと思います。



DONNECT:MRIや超音波、マイクロ波治療器など、充実した設備ですが、クリニックのコンセプトはどのようなものですか?

原先生:「心配を安心に」というのが当クリニックの理念。やはりMRIがないと診断として説得力に欠けてしまうことがありますよね。あとは脳ドックをすることもできるし、地域の方々の健康診断をやったりもしています。そして、疾患によってはリハビリもセットでできるというのがセールスポイントです。



DONNECT:開業して感じたことなどはございますか?

原先生:脳神経外科医として、大学病院や市中病院にいるときに、いかに少ない層を相手にしてきたのかと思いました。クリニックだと頭痛で困っている人を数多く診察する。それをいかにコントロールしていくか、だと思います。手術をできないという寂しさは今もありますが(笑)、多くの患者さんと接することができ、またときには外傷を縫合したりと、脳外科医としては理想的かなと思っています。

また開業はやはりリスクがあると思います。勤務医の時は給料の心配をする必要は全くありませんが、経営者側になるとのほほんとはしてられない。勤務時間は伸びたし、事務の仕事をする必要もあるので、決して楽ではありません。開業して初めて経営の大変さを学びました。



DONNECT:通常の診療に加えて、様々な経営者としての仕事をこなすのはやはりハードですよね。

原先生:ハードですが、やりがいのある仕事です。知り合いに何人か経営者がいますが、皆いい顔つきをしていてかっこいいなと思います。我々医療人は、医療バカなので騙されやすい人種なので、経営などを学ぶ機会があってもいいと思います。



DONNECT:若手医師や学生に対して何か一言ございますか?

原先生:20代や30代は一番大事な時期。臨床や研究、色々なことに興味を持って経験を積んでいくべきだと思う。それ自体が選択肢が増えることにつながります。やりたいこと、やりたくないことあると思いますが、好き嫌い言わずにつまみ食いでもいいから、やってみるべきかなと思います。



DONNECT:以上になります。本日は大変有り難うございました。